社長ブログ

シールの歴史

日本のシールの原点は、明治45年(大正元年)ドイツのゲーゼ社より

シール印刷機を輸入してシーリング・スタンプの製造を開始いたのが

始まりのようです。

1911年には、  イギリスの国王ジョージ5世の戴冠式の時に、

宮内庁が贈り物をした時に封緘するためにシールが使われたのが

現在のようなシールの先駆けと言われています。

その時は、菊の御紋章のデザインを浮出しで表現しました。

 

今でも耳にしますが、シール印刷機が輸入される前は

広くレッテルという言葉が使用されていました。

レッテルとは、裏に糊のない、呉服札・下げ札(厚紙に糸をつけて

商品にかける)などの総称で今でも目にすることがあります。

 

話はもどり、昭和になると、アメリカから糊引き機

(裏面に糊を付ける機械)が輸入され、ガムテープが製造され

徐々に現在のシールに近づいてきました。

 

切手などもシール印刷機で製造されるようになり(水で粘着を

出す)昭和30年代になると、現在のような剥離紙に糊つきのシールが

並んでいるいわゆるセルフラベルが製造されるようになります。

 

NHKの受信章がきっかけでセルフラベルが普及し、現在では幅広い

用途で活用されるようになっています。

 

このように日本のシール製造は約100年前から産声を上げ、

現在もなお活躍の幅を広げております。

 

次回は、シールの種類について記載予定です。

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