社長ブログ
7.312018
シールの材料の選び方
一般的にシールは
■表面基材(皆さんが目にするシールの部分)
■粘着剤(ノリ)
■剥離紙(シールを使う時に、剥がして処分する部分)
の3つの層でできています。
ですから、正式にシール材を選択する際は3つの選択が必要
になります。
シールを発注する際にまず、皆さんが思い浮かべるのが
表面基材(材質)になります。
こちらはご想像のように我々でも把握できないくらい位の
種類があります。
そこで、大分類として、紙系とフィルム系というわけ方を
しています。
紙系とは、文字通り紙がメインの材質で、破こうとすると破ける
材質のことです。
フィルム系は紙とは逆に破けない材質になります。
(一般にフィルム系の方が耐久性・耐水性に優れている)
現実には、この違いが材料代の分かれ道になりますので、
これだけ知っているだけで、価格を抑える大きなポイントに
なります。
色や光沢などの詳細の選択は、営業マンにご相談いただくのが
安心です。
粘着剤(ノリ)は、大きく「永久粘着」と「再剥離」があります。
一般的なシールは永久粘着を使用しており、強さの段階があります。
再剥離とは、剥がすことを目的にしたシールで、グラスの底の
シールで剥がしやすい場合は再剥離が使用されています。
剥離紙は、厚みのあるクラフトセパレーターと、
薄手のグラシンセパレーターがあります。
市販のシールは手で剥がしやすいようにクラフトセパレーターが
多く、工場などで機械でシールを貼る際は、グラシンセパレーター
を使用することが多いです。
今回は、普段意識することの少ない専門的な内容でしたので
イメージしづらいかもしれませんが簡単にポイントだけ記載しました。
こちらを知っているだけもで、安心して製作依頼ができるかと思います。