社長ブログ
5.282018
シールの歴史
日本のシールの原点は、明治45年(大正元年)ドイツのゲーゼ社より
シール印刷機を輸入してシーリング・スタンプの製造を開始いたのが
始まりのようです。
1911年には、 イギリスの国王ジョージ5世の戴冠式の時に、
宮内庁が贈り物をした時に封緘するためにシールが使われたのが
現在のようなシールの先駆けと言われています。
その時は、菊の御紋章のデザインを浮出しで表現しました。
今でも耳にしますが、シール印刷機が輸入される前は
広くレッテルという言葉が使用されていました。
レッテルとは、裏に糊のない、呉服札・下げ札(厚紙に糸をつけて
商品にかける)などの総称で今でも目にすることがあります。
話はもどり、昭和になると、アメリカから糊引き機
(裏面に糊を付ける機械)が輸入され、ガムテープが製造され
徐々に現在のシールに近づいてきました。
切手などもシール印刷機で製造されるようになり(水で粘着を
出す)昭和30年代になると、現在のような剥離紙に糊つきのシールが
並んでいるいわゆるセルフラベルが製造されるようになります。
NHKの受信章がきっかけでセルフラベルが普及し、現在では幅広い
用途で活用されるようになっています。
このように日本のシール製造は約100年前から産声を上げ、
現在もなお活躍の幅を広げております。
次回は、シールの種類について記載予定です。